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11,無款(英泉)/木曽街道六十九次 支蘇路ノ駅・本庄宿 神流川渡場

11,無款(英泉)/木曽街道六十九次 支蘇路ノ駅・本庄宿 神流川渡場

『木曽街道六十九次』は渓斎英泉と歌川広重のコラボレーションによって描かれた浮世絵木版画の連作です。旅の起点である東京日本橋から京都三条大橋を結ぶ中山道ルートの宿場と四季折々の風景描写70枚をお楽しみ頂けます。

 

深谷から二里二十五丁で本庄宿に入りました。

宿の手前の傍示堂というところに武州上州の国境の標示が立っておりましたけれど、一般的には次の新町宿に近い神流川をもって、武蔵·上野両国の境になりました。
図中に見える燈篭は、武州側と上州側とに一基ずつあり、その名も「見返し燈篭」と呼ばれたと言われました。夜、川を渡る旅人のために、文化元年 (一八〇四)以来街道を往来する人たちの寄付をもとに十二年間かかって完成したものです。有名な俳人小林一茶もその一人で、『七番日記』にむりやり十二文 を寄進させられた話が書かれています。

「手枕や小言いうても来る釜」の句は、この時の作といわれています。

英泉の図は、『岐蘇 路安見会図』に「常はかりばしあり」という様子。広くひろがる空に日光男体山、上州赤城山、榛名山、信州の浅間山などの山岳に、文人画の谷文晃の作品にみられる描法を活用しています。

 

木曽街道六十九次

監修/樽崎宗重

サイズ 33.1×24.5

マットサイズ

額装サイズ

用紙/越前生漉奉書

顔料/純日本製

摺法/純手摺木版画

製作/梶川工房

発行/山田書店

    ¥4,400価格
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    11,本庄宿 神流川渡場 
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